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Googleマップの「現在地がずれる」問題の原因と対処法|ピン位置の誤差で集客機会を失わないために

Googleマップの「現在地がずれる」問題の原因と対処法|ピン位置の誤差で集客機会を失わないために

はじめに|「マップの位置、なんかズレてない?」は要注意

Googleマップは、実店舗への来店を促す最強のツールですが、意外と見落とされがちなのが「現在地のズレ」問題。

例えば、

  • 「ナビ通りに来たのにお店が見つからない」
  • 「道路の反対側にピンが刺さっている」
  • 「隣のビルに案内されてしまう」

この記事では、なぜGoogleマップのピンがずれて表示されてしまうのか、そしてその正しい直し方・改善方法について詳しく解説します。

なぜGoogleマップの現在地(ピン)がずれるのか?

写真にピンがたっているITイメージ画像

Googleマップの「現在地」やピンの位置がずれてしまう原因には、いくつかの要素があります。代表的なものを紹介します。

原因① 緯度・経度の自動設定ミス

Googleビジネスプロフィールを登録した際、自動的に住所から緯度・経度が設定されます。
しかし、番地や建物名が不正確・曖昧な場合、正確な位置が取得できず、ピンが道路側や隣の建物に表示されることがあります。

原因② 登録住所がビル全体の所在地になっている

テナントやビル内にある店舗の場合、ビル全体の住所を共有することになります。
このとき、他の店舗と同じピンが表示されるか、ビルの中央付近にピンが固定されてしまうことがあります。

原因③ Googleマップ側の仕様変更・自動補正

Googleは位置情報の精度向上のため、地図データのアップデートやAIによる自動補正を行っています。
この際、意図せずピン位置がずれてしまうこともあるため、定期的な確認が必要です。

原因④ 現地の電波・GPS誤差

ユーザーのスマートフォン側の問題として、GPSやWi-Fi精度によって現在地がずれて表示されることもあります。
特にビル密集地や地下エリアではズレやすい傾向がありますが、店舗側での対策も重要です。

現在地やピン位置のズレが招く3つのリスク

1. 来店率の低下

地図を頼りにしているお客様が、たどり着けずに途中で諦める可能性があります。特に新規客は「わからなかったら別の店に行く」という選択肢をすぐに取ります。

2. クチコミでの悪評リスク

「場所がわかりにくかった」「ナビ通りに行ったけどなかった」など、位置ズレに関するネガティブな口コミが投稿されると、信頼低下にもつながります。

3. MEO順位への悪影響

Googleのアルゴリズムでは「ユーザー体験の良さ」も評価対象です。間違った情報を放置していると、マップ上の表示順位にマイナス評価となる可能性もあります。

Googleマップのピン位置を正確に修正する方法|住所が間違っているケース

ピンがずれている原因が住所が間違っているケースは、Googleビジネスプロフィールの管理画面から手動で修正することが可能です。

手順1|Googleビジネスプロフィールを登録しているGoogleアカウントにログイン

まずはGoogleビジネスプロフィールを登録しているアカウントにログインし、検索で会社名・店舗名などを調べます。

手順2|Googleビジネスプロフィールのプロフィールを編集をクリック

GoolgleビジネスプロフィールがあるGoogleアカウントにログインした状態で会社名・店舗名を検索し、Googleビジネスプロフィールの各種ボタンが表示された時のキャプチャ画像

GoolgleビジネスプロフィールがあるGoogleアカウントにログインした状態で会社名・店舗名を検索すると、Googleビジネスプロフィールの各種ボタンが表示されるので、その中からプロフィールをクリックします。

手順2|Googleビジネスプロフィールのビジネス情報が開くので、所在地のペンマークをクリック

開いた画面で所在地を探してペンマークをクリックすると、住所を変更できるので変更し保存をクリックしましょう。

 

修正が反映されるまでの目安

Googleビジネスプロフィールの管理者として住所情報を編集した場合、変更内容は通常即時〜3営業日以内に反映されます。
ただし、変更内容によってはGoogleによる審査が入る場合があり、その場合は最大で1週間程度かかることもあります。

審査の対象となるのは、たとえば以下のようなケースです。

  • まったく異なるエリアや住所への変更を行った場合
  • 新しい住所と既存のピン位置の整合性に疑問がある場合
  • すでに多くの口コミや写真が投稿されている、信頼性の高い既存アカウントである場合

このようなケースでは、Google側が実際の営業実態や情報の正確性を慎重に確認するため、反映までに時間がかかることがあります。

Googleマップのピン位置を正確に修正する方法|ピンがずれているケース

ピンを手動でずらしたい場合は「情報の修正を提案」機能を使って、Googleマップ上のピン位置を修正する申請が可能です。以下の手順で進めます。

こちらはGoogleビジネスプロフィールのGoogleアカウントに入っていなくても問題ありません。

Step1|Googleマップで対象の店舗を検索

まずはGoogleマップで、位置を修正したい店舗や施設を検索します。

Step2|「情報の修正を提案」を選ぶ

Googleマップの情報の修正を提案のボタンが出ているキャプチャ

Googleマップで店舗を表示すると、ビジネス名の下に「情報の修正を提案」というリンクが表示されます。これをクリックすることで、修正提案の手続きに進むことができます。

Step3|「情報の修正を提案」の中にある住所の箇所をクリック

情報の修正を提案の画面のキャプチャ

情報の修正を提案の画面が開いたら、住所の箇所をクリックします。

Step4|ピンの位置をずらして送信をクリック

開いた画面で地図上をドラッグするとピンの位置を動かすことができるので、正しい場所にピンがたった状態で送信をクリックします。

修正が反映されるまでの目安

この方法で申請した場合、通常2日〜1週間程度で審査結果が反映されます。
ただし、Googleでは、修正提案を行ったユーザーの信頼度に応じて、反映の優先度を判断しています。
特に、Googleアカウントにログインした状態で活動していたり、過去に正確な情報を継続して提供しているユーザーは、「信頼スコアが高い」と見なされやすくなります。

たとえば、クチコミの投稿や写真の追加、店舗情報の修正提案を正しく行ってきた実績があるユーザーからの申請は、審査をスムーズに通過しやすく、早ければ数時間以内に反映されることもあります

まとめ|ピン位置のズレは放置厳禁。正しく直せば集客も改善

Googleマップでの現在地やピン位置のズレは、来店の妨げになるだけでなく、口コミの評価やMEO順位にも悪影響を及ぼしかねません。

ズレの原因は「住所設定の不備」や「地図データの誤差」などさまざまですが、ビジネスオーナーであればGoogleビジネスプロフィールの住所情報を正しく編集することが第一歩です。
一方、オーナーでない一般ユーザーでも「情報の修正を提案」機能を使って位置の訂正申請を出すことが可能です。

また、申請の際は「なぜ修正が必要か」を明確に伝えたり、実際の外観写真などを投稿しておくと、Google側の審査も通りやすくなります。

正確なピン位置は、集客導線の最初の一歩
放置せず、今すぐ自店舗の位置が正しく表示されているか確認してみましょう。

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