
はじめに|開設ステップの続き
前回の記事では、Googleビジネスプロフィールの基本的な登録ステップとして以下を解説しました。
- Googleアカウントの準備
- ビジネス名の入力
- ビジネスの種類とカテゴリの選択
- オンラインショップURLの入力(オンライン小売店の場合)
今回はその続きとして、「会社の住所」や「電話番号」の入力ステップ、そして重複チェック画面の対処法までを詳しく解説していきます。
前回の記事の内容について確認したい方は下記リンクから↓
1.会社の所在地を入力する(※オンラインビジネスでも表示されます)
Googleビジネスプロフィールでは、ビジネスの種類にかかわらず、「所在地の入力画面」が表示されます。
たとえ「オンライン小売店のみ」を選んだ場合でも、本人確認やGoogleの審査のために事業所住所の入力が必要です。
Googleビジネスプロフィールの住所入力ルール
ビジネスの登録時に入力する「所在地(住所)」は、Googleの定めたガイドラインに沿って正しく入力する必要があります。
住所が不完全だったり、不正確な情報が含まれていると、オーナー確認が進まなかったり、マップ上に正しく表示されない可能性があります。
正しく入力するためのポイント
郵便番号からすべて入力する | 例:105-0011 東京都港区芝公園4-2-8 のように、郵便番号+都道府県+市区町村+番地をすべて記載 |
建物名・部屋番号・階数も省略しない | 「〇〇ビル3F」「○○マンション201号室」なども正確に記入しましょう |
正式な住所情報のみを書く | 「○○の向かい」や「〇〇交差点付近」などの曖昧な表現はNGです |
番地がない場合は地図ピンで指定 | 住所が正しく入力できない場合は、マップ上でピンを使って場所を指定することができます |
やりがちなNG例
NGな入力例 | なぜダメ? |
---|---|
港区芝公園の近く | 正式な番地がないため、Googleが正確に位置を特定できない |
渋谷交差点向かい側 | ランドマークや目印のみは不可。正式な住所が必須 |
東京都○○区ビル3階 | 番地や建物名が不完全。特定が難しく審査に時間がかかる可能性あり |
※上記の表は、Google に掲載するビジネス情報のガイドラインをもとに作成しています。
ビジネスがすでに登録されていないか確認する
住所を入力すると、Googleが自動的に「すでに同じようなビジネスが存在していないか」を確認し、上記のような確認画面が表示されることがあります。
これは「重複登録を防ぐため」のステップです。すでに他の人や過去の担当者が登録していた場合でも、ここで気づくことができます。
この画面での操作方法
表示内容 | 操作のポイント |
---|---|
自分のビジネスが一覧にある場合 | 該当するビジネス名を選択 →「次へ」をクリック → オーナー確認へ進みます |
該当するものがない場合 | 「いずれも私のビジネスではありません」を選択 → 新規登録を続行 |
間違って選んだ場合 | 後で戻ることもできますが、慎重に確認してから進みましょう |
注意点
- 誤って既存のビジネスを選んでしまうと、他人のビジネスに対してオーナー確認を求めることになります。
- 逆に、あなたのビジネスがすでに登録されている場合は、新規で作らず「オーナー確認」へ進むのが正解です。
迷ったら…
もし表示された中に似ているビジネスがあるけど「完全に一致するか分からない」場合は、いったん「いずれも私のビジネスではありません」を選んで進んでOKです。
後から再確認・修正も可能です。
2.電話番号を入力する
ビジネスプロフィールの連絡手段として、電話番号の登録は非常に重要です。
ここでは、ユーザーがお問い合わせしやすくなるように、ビジネス用の電話番号を入力します。
入力のポイント
項目 | 内容 |
---|---|
国番号 | 初期状態では日本(+81)が選ばれています。そのままでOK |
電話番号 | ハイフンあり・なしはどちらでもOK。市外局番から正確に入力しましょう |
携帯電話でもOK? | はい、固定電話でも携帯番号でも登録可能です(営業用なら専用番号が理想) |
スキップはできるけど、登録をおすすめする理由
「スキップ」を選べば、電話番号なしでも登録を進めることは可能です。
ただし、Googleマップ上での信頼性や連絡のしやすさを考えると、電話番号はできるだけ登録すべき項目です。
登録することで得られるメリット
- ユーザーからの問い合わせが増えやすくなる
- Google検索結果で「電話をかける」ボタンが表示される
- 信頼性が上がり、MEO評価(知名度指標)にも良い影響を与える
電話番号は後から変更も可能
もしこの時点で電話番号が決まっていない場合でも、あとから管理画面で編集可能です。
仮にスキップしても、オーナー確認完了後に忘れず設定しておきましょう。
この電話番号の登録は、Googleビジネスプロフィールを「集客ツールとして活用」する上での基本中の基本です。
店舗ビジネス・訪問型ビジネスどちらでも、信頼の第一歩として入力しておくことをおすすめします。
3.地図にビジネスを掲載(最終確認)
この画面では、Googleビジネスプロフィールを通じて「Googleマップ上にビジネスを掲載する」目的やメリットが簡単に紹介されています。
たとえば、地域のユーザーに見つけてもらえるようになることや、クチコミへの返信・管理ができるようになることなどが挙げられています。
メール通知のチェックは必要?
この画面には、Googleからのお知らせを受け取るための任意のチェック項目が2つ表示されます。
1つ目は、ビジネスプロフィールの改善方法に関するヒントやニュースのメール。
2つ目は、不定期に実施されるアンケートやパイロットプログラムへの招待メールです。
どちらもチェックは必須ではありませんが、特に運用に慣れていない方は、1つ目(改善のヒントメール)にチェックを入れておくと、初期設定や運用の参考になります。
逆に、「余計なメールはなるべく受け取りたくない」という方は、どちらも空欄のまま進めても問題ありません。
「続行」を押すとどうなる?
- 「続行」を押した時点ではビジネスプロフィールの登録フローが完了し、次のステップ(オーナー確認)へ進みます。
- ただし、まだGoogleマップ上に表示はされません。そのため、「お店が勝手に公開される」ことはないのでご安心ください。
このステップは「同意と確認」だけ!
この画面は、Googleビジネスプロフィールを利用するにあたっての基本規約への同意画面です。
特に難しい操作は不要なので、内容を確認したうえで「続行」をクリックすればOKです。
まとめ|ここまでで基本情報の入力が完了!
ここまでのステップで、Googleビジネスプロフィールに必要な「ビジネス名・業種・所在地・連絡先」など、基本情報の登録が完了しました。
また、ビジネスがすでに登録されていないかの確認や、Googleマップに掲載するための同意ステップも含め、迷わず進められたのではないでしょうか?
住所や電話番号の入力は、MEO(ローカルSEO)においても非常に重要な土台となります。
正しく入力しておくことで、今後の運用・表示順位アップにもつながっていきます。
サービス内容や営業時間などの追加設定へ
次の記事では、「サービスの追加」「営業時間の設定」「ビジネス説明文」などの詳細情報の入力方法について解説していきます。
ここから先は、ユーザーに選ばれるための差別化ポイントとなる重要なステップです。
プロフィールの魅力をしっかり伝えるために、設定のコツやNG例も交えてご紹介予定です。